テレワークや裁量労働制など、働き方が多様化しており、魅力たっぷりのIT業界。しかし一方でストレスを抱え込みやすいというデメリットもあります。
ストレスの原因として最も多いのは社内の人間関係です。エンジニアというお仕事は、常にパソコンに向かってコーディングをするだけではなく、意外と人間とコミュニケーションが必要な職種です。特に、キャリアアップしてプロジェクトリーダーになったり、上流工程に関わるようになると、対人業務はますます多くなるでしょう。対人コミュニケーションが苦手な人にとっては、こうした業務がストレスとなってしまうことがあります。
このストレスに対しては、人間関係に対しては諦めの気持ちを持つことで、ある程度イライラと軽減できます。他人への期待値が高い人ほど対人ストレスは高くなってしまうので、相手にはあまり多くを期待せずに諦めることで、自身のストレスをコントロールしやすくなるでしょう。
急なリクエストや仕様変更もまた、エンジニアならではのストレスと言えるでしょう。納期が迫っている時期に仕様変更されたり機能追加のリクエストを受けると、ストレスレベルはかなりアップします。また、納期が迫っていたり多忙を極める環境だったりすると、長時間労働になってしまうこともあります。慢性的に残業が続く労働環境では、誰でも心身ともに大きなストレスを抱えてしまいます。
これらに関しては、余裕を持ってプロジェクトを組むこと、そして事前にクライアントとしっかりヒアリングすることで防げる場合があります。これらを実践して残業時間の削減を図っている職場への転職を考えてみても良いかもしれません。ほかにも、週に1日は仕事をしない日を作ったり、忙しくても睡眠時間はきちんと確保するといった工夫をするのもおすすめです。忙しくても仕事との距離を確保することで、リフレッシュ効果となります。